【実体験から暴くBMキャピタル】10年間の投資で見えた欠点とは?資産1億越えの投資家が実態の全貌を公開します!

投太郎
投太郎

BMキャピタルに投資してきたけど、結局インデックス投資一本で十分だったんじゃないか?

10年にわたって資産を預けてみた今、そんな考えが頭をよぎります笑

とはいえ、実際のところ資産は着実に増え、いわゆる「安定した資産形成」という点では申し分ないんですけどね。

でも、それだけでは語り尽くせない「やきもきする瞬間」も少なからずありました。

本記事では、そんな10年間も投資し続けている私が、BMキャピタルでの投資経験を通して見えた欠点について率直にお話しします。

それでは、早速紹介していきたいと思います。

なお、私が投資を始めた経緯などは、以下記事でかなり詳しく書いていますので、興味がある方は以下記事をご覧ください。

【注意案件多数】投資案件に携わる法律事務員による、オススメ/オススメ出来ない投資方法まとめ

以下に私が感じた欠点をまとめておきます。

投太郎が感じるBMキャピタルの欠点5選

① 成績確認が四半期に一度だけ

②流動性が低い

③投資戦略が複雑

④流動性が低い

運用成績に対する期待値が高くなってしまう

それでは一つずつ説明してきます。

① 成績確認が四半期に一度だけ

正直、BMキャピタルで一番きつかったのは、四半期に一度しか成績確認ができないことでした。

投太郎
投太郎

インデックス投資は、毎日スマホで運用成績をチェックできて、ちょっとでも増えていれば「お、今日は資産が増えてる!」って密かにテンションが上がってたんですよ笑

インデックス投資も長期で見るのが基本だから、毎日の値動きは関係ないはずなんですけど、その「増えてるのを見る瞬間」って、毎日の楽しみでもあって、モチベーションの源になってたところがあります。

でも、BMキャピタルの場合、四半期に一度の報告でまとめて結果が届くので、市場の動きをリアルタイムで見ていても、自分の資産がどうなってるのか全く分からない。

運用報告書については以下記事で詳しく説明していますので、よかったら。

【投資家の教科書】群を抜くわかりやすさ!BMキャピタルの運用報告書を紐解く

しかもバリュー投資が中心だから、市場が動いたからといって、短期的にポートフォリオに大きな影響が出るわけでもなくて、「今いい感じなんじゃない?」と期待しても、実際の数字はそれほど変わってなかったりすることもあるんです。

さらにきつかったのは、四半期の成績がマイナスだったときですね。

BMキャピタルに投資を始めた最初の半年間、成績がマイナスで、「本当に大丈夫なんだろうか…?」とかなり不安になりました。

初めての経験だったこともあり、「これは失敗だったかも…」と真剣に解約を考えました。

そんな時、BMキャピタルの担当者が「うちの投資は長期で見てこそ成果が出るものなので、もう少し長い目で見てもらえれば、きっといい感じになると思いますよ」と言ってくれました。

その言葉に背中を押されて、「もう少し信じてみよう」と気を取り直して続けることにしました。

その後、時間が経つにつれてBMキャピタルが選んだ銘柄の価値が市場で認められて、少しずつ成績も回復してきました。

投太郎
投太郎

最終的には予想以上の成果を達成できて、「続けてよかった!」とホッとしましたが、インデックス投資ならこんなにやきもきしなくてよかったのにとも思いました笑

②流動性が低い

ヘッジファンドには、投資資金を自由に引き出せない「ロックアップ期間」が設定されています。

このロックアップ期間は、ファンドが長期的に投資戦略を遂行するために欠かせないもので、頻繁な資金の出し入れがあると投資戦略に支障をきたしてしまうことが理由です。

ただ、こうした流動性の低さが、思いがけない場面で困ることもあるんですよね。

私も一度、予想外に理想の家を見つけて「今買わないと!」と思ったことがあったんです。

手元に資金はあるものの、大部分をBMキャピタルに投資していたため、頭金をすぐに準備できず、せっかくのチャンスを逃してしまいました。

もちろん、インデックス投資もしていたのでそちらを現金化することも考えましたが、ちょうどNISAで運用していた資産だったので解約せずに置いておきたかったんですよね。

「まぁ、今回は見送るか」とその時は諦めました。

投太郎
投太郎

でもその後、不動産価格がどんどん上昇してしまい、結果的に今でも賃貸暮らしを続けています笑

少し引きずってます笑

とはいえ、BMキャピタルのロックアップ期間は四半期ごとで、1年以上ロックアップするファンドが多い中では、比較的柔軟に対応してくれている方だと思います。

投資戦略が複雑

BMキャピタルの投資の中心にあるのは、企業の本質的な価値に対して株価が安すぎる銘柄を見つけ、値上がり益を狙う「バリュー投資」です。

簡単に言うと、「まだ市場で評価されていないけど実は価値がある!」という銘柄に注目して投資しているわけです。

このあたりについては、別記事でも詳しく説明しています。

荒れ狂う株式市場を支配するバリュー投資とは?BM CAPITALも採用する「割安銘柄の長期保有」という投資戦略の実態

さらに、BMキャピタルはバリュー投資の効果を高めるために、企業の成長を見込んで投資する「イベント・ドリブン投資」や、株主として企業の経営方針や事業内容の改善を促す「アクティビスト投資」も取り入れています。

このアプローチによって、BMキャピタルは市場の平均以上のリターンを目指しているんです。

投太郎
投太郎

私は、BMキャピタルが特定の企業に対してアクティビスト投資を行い、経営に積極的に関わったケースを見てきましたが、これがかなりの大規模投資でして、「一体何が始まるんだ!?」と驚きました。

この戦略を理解するには企業財務の知識が不可欠で、企業価値をどうやって高めていくのか、そのプロセスの奥深さには正直ついていけない部分もありました。

アクティビスト投資にはいろいろなリスクもあり、特に短期的には株価が不安定になりやすいです。

「これって本当にうまくいくの?」と不安になったこともありましたが、最終的には見事に成功し、想像以上のリターンが出ました。

それでも、ファンドマネージャーが本当に狙っている意図は、正直、レベルが高すぎてなかなか理解が追いつかないんですよね。

ただ、これは私が日々、投資詐欺の話を目にすることが多いので「ちゃんと理解しないとお金を預けられない!」という、ちょっとした脅迫観念があるからだと思います。

なので、普通の投資家さんにとっては、ここまで気にせずとも安心してBMキャピタルに任せられるのではと考えたりします。

④規制の影響

BMキャピタルは「合同会社」の形態をとっており、これには独特の課題があります。

その一つが、出資者数が499人に達すると会社が解散し、再設立しなければならないという点です。

投太郎
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実は、この解散と再設立のサイクル、もう5回も繰り返されてるんですよね。

国税庁の法人番号サイトで検索すると、BMキャピタルがこれまでに5度解散していることが確認できます。

引用元 : 国税庁 法人番号公表サイト

詳しくは以下記事で詳しく説明しています。

BMキャピタルは2022年10月に解散していて怪しい?!【怪しいと思われるその他の観点も調査】

合同会社が解散になると、既存の出資者は「海外で運営しているBMキャピタルのマザーファンドに再投資するか、それともこのまま出資をやめるか」を選ばなくてはなりません。

投太郎
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私も解散通知を受け取って、投資を終えるか、海外のマザーファンドに再投資するかを迫られることになりました。

正直、これが結構めんどくさくて、これまで積み上げてきた投資ポジションがどうなるのか、また、慣れない海外のマザーファンドに再投資して大丈夫なのか…と悩むことになりました。

特に、海外の投資は私にとって未知の領域で、リスクを正しく評価するのもなかなか難しかったです。

最終的には、BMキャピタルの実績を信じて再投資を選びましたが、この一連の手続きには本当に手間がかかります。

「合同会社」という形態がある限り、解散と再設立が繰り返されるので、またこういう手続きが必要になるかもと考えると、やっぱりちょっと億劫ですよね。

運用成績に対する期待値が高くなってしまう

BMキャピタルの謳い文句は

「損失を出さない」安心の資産運用!

平均年利10%越を10年以上継続!

です。

これだけ聞くと、なんかすごいリターンが返ってくるっていうイメージが先行してしまいませんか?

実際には、BMキャピタルは派手な成果を追い求めるというより、安定して資産を増やしていくことを重視したファンドです。

私もこの堅実な運用が魅力に感じて投資を決めたはずなのですが、ここ数年はインデックス投資がかなり盛り上がっているので、正直ちょっと複雑な気持ちになることもありました。

私はそのBMキャピタルは底堅い運用だと理解したから、そこに魅力を感じて預けたはずです。

しかし、ここ数年はインデックス投資がかなりの盛り上がりを見せていました。

例えば、S&P500は2021年に26.9%という驚異的なリターンを記録しています。

さらにドル建てで保有していると、1ドル=115円ほどだったレートが2022年には150円近くまで円安が進み、日本円で換算するとインデックス投資で想像以上の利益が出ました。

投太郎
投太郎

こうした数字を目にすると「やっぱりインデックス一本にしとけばよかったかな?」なんて、つい考えちゃうんですよね

とはいえ、BMキャピタルが「10年以上も安定して年利10%超を維持している」という事実は、相場の大きな波に左右されず堅実な成果を重ねてきた証拠です。

インデックス投資は急激に上がるときもあれば、下がるときも大きく荒れるのが特徴ですが、BMキャピタルはそんな場面でもしっかりと利益を積み重ねてくれるスタンス。

頭では分かっているんですが、それでもこの時は心がちょっと揺らいでしまいました笑

2 さいごに

ここまで、BMキャピタルに10年間投資してみて、私が感じた率直な欠点や気になる点をお話ししました。

インデックス投資と比べると正直ちょっと手間がかかりますし、本当にコストに見合っているのかと疑問に思う部分もあります。

ただ、最近のインデックス投資が絶好調なこともあって、「安定した運用」の価値を軽く見てしまいがちなことには注意したいと思っています。

そもそも、インデックス投資の平均利回りは年5~10%と言われていますが、最近はたまたま良い相場が続いているだけで、いずれは平均に収束していくものです。

一方、BMキャピタルは長年にわたって年平均10%以上のリターンを期待できる実績があります。

多少のめんどくささがあっても、私はこの安定を重視してBMキャピタルに投資しているんです。

もし少しでも興味があれば、ぜひ他の記事も読んでみて、じっくり検討してみてください。

【現役法律事務員が徹底検証】BMキャピタルについてわかっていることを全部網羅的に解説してみた