ヘッジファンドは99%の人にとっておすすめしない投資先【大損する前に必ず見て!】

こんにちは、東大卒ヘッジファンドオタクの投太郎です。私は運良くヘッジファンド投資に成功しています。

読者の皆さま

ヘッジファンドってめちゃくちゃ利回りの良い投資先なんでしょ??私もヘッジファンド投資やってみたい!!

ヘッジファンド投資に憧れを持っている方も多いかと思いますが、はっきりいってヘッジファンドは殆どの人にとっておすすめできない投資先だなと思います。

今回はヘッジファンド購入者の立場から、ヘッジファンドはなぜ殆どの人にとってオススメできないのかということについて解説していきたいと思います。

ヘッジファンドを99%の人におすすめしない理由

そもそもヘッジファンドってなに?

これを満たしたらヘッジファンドと呼ぶ!という明確な法的な定義はありません。ですが、下記3点を満たした金融商品をヘッジファンドと呼ぶことが一般的です。

ヘッジファンドの3つの定義
  1. 私募の金融商品である(そのため、基本的には知り合いからの紹介経由でないと辿り着けない)
  2. 富裕層向けの金融商品であり『最低購入金額』という概念がある(数千万円ないと購入ができない)
  3. 相対利益ではなく絶対利益を追求している

一つ一つ詳しく見ていきたいと思います。

条件1 私募の金融商品である

金融商品には、公募と私募のものがあります。

公募金融商品の代表例が、投資信託です。証券口座があれば誰でも投資信託を購入することができますよね。このようにオープンに誰でも購入できる金融商品を公募金融商品と呼びます。

公募金融商品は、多くの投資家に購入して貰えることができるので資金調達が容易というメリットがありますが、透明性の高い運用をしなくてはいけないため自由度の低い投資戦略しか実行できない(そのため利回りもイマイチ)というデメリットもあります。

一方、ヘッジファンドは私募の金融商品に該当します。

そのため投資信託のように本質的な規制を受けずに自由度の高い投資戦略を実行することができ、その分利回りが高いものも多いです。

ただ、私募の金融商品ということですので、ヘッジファンドは基本的には知り合い経由でファンドの担当者に辿り着かないと購入することができません。

また、私募の金融商品のため運用に透明性が低いというデメリットもあります。もちろん、きちんとした運用を行っているファンドが殆どなのですが、透明性が低いことをいいことにデタラメな運用をしている(下手したら横領している)ような自称ヘッジファンドも少ないですが過去ありました。(そして事件になりました。)

条件2 富裕層向けの金融商品であり『最低購入金額』が存在する

ヘッジファンドは私募型の金融商品であり、少数の富裕層から数千万円〜ずつ集めることによって運用資金を調達しています。

公募型金融商品である投資信託の場合1円からでも購入することができますが、ヘッジファンドは数千万円単位からではないと購入することができません。(沢山の少額投資家を相手にしていると、ファンドの運用コストも嵩んでしまいますからね。)

私が調査した中で最も購入ハードルが低いヘッジファンド BMキャピタルでも最低購入金額は1,000万円となっています。

過去事件になった某自称ヘッジファンドは100万円単位の出資を可能としておりました。

少額投資家から資金を集めるメリットはファンド側にはあまりないので、100万円前後から購入できる自称ヘッジファンドは基本的に怪しいと思った方が良いかと思います。

条件3 相対利益ではなく絶対利益を追求している

益とは『マーケットの平均と比べてどれだけ儲けることができたか』、絶対利益とは『マーケットの調子に関わらず絶対金額としてどれだけ儲けることができたか』という考え方です。

皆さんに馴染みのある投資信託は相対利益を追求しています。ただ、それって投資家にとってあまり誠実ではありませんよね。儲からなかった時にマーケットの不調のせいにできてしまうからです。

一方、ヘッジファンドは絶対利益を追求しています。アベノミクスのような上昇市場であれ、リーマンショックのような下落市場であれ、あの手この手を使ってとにかく絶対的な利益を追求します。(具体的な運用手法は後で説明します)

実際、あの未曾有の金融危機であるリーマンショック時においても+55%の成績を叩き出したヘッジファンドも存在します。

投太郎

あなたがもしもヘッジファンド購入を考えている場合、そのヘッジファンドがリーマンショックやコロナショックの際にどのようなパフォーマンスを出していたのかということは必ずチェックしましょう。

ヘッジファンドがどのようなものかということはお分かり頂けたかと思うので、なぜヘッジファンドが殆どの人にとっておすすめできないのか、ということについて解説していきたいと思います。

ヘッジファンドがオススメできない3つの理由

その1 私募の金融商品のため怪しい自称ヘッジファンドも多いから

この記事でまとめてある国内のまともなヘッジファンドを購入するのであれば良いです。

ただ、ヘッジファンドは私募の金融商品のため怪しい自称ヘッジファンドが多いのもまた事実です。

そして、まともなヘッジファンドとインチキヘッジファンドを見抜くことは多くの方にとって難しいのはないかなと思います。(インチキヘッジファンドのホームページが小綺麗で、まともなヘッジファンドのHPが逆にしょぼいといったケースも多いです。)

ただ、ヘッジファンドについて日本一詳しく纏めているこのブログを見つけた貴方は非常に運が良いです。ヘッジファンドを購入したければ、下記ランキング記事を参考にして下さい。それであれば、ヘッジファンド投資はおすすめです。

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日本国内ヘッジファンドおすすめランキング1~3位【紹介なしでも個人購入可!】

その2 100万円以下の怪しい自称ヘッジファンドに騙されてしまう危険性が高いから

悲しいことに、ヘッジファンドは基本的に富裕層向けの金融商品です。ただ、その利回りの高さに惹かれ、お金はないがとにかくヘッジファンドを購入したい!という方も多いのではないかなと思います。

そのような方をカモにした、100万円から購入可能な自称ヘッジファンドが過去ありました。

その自称ヘッジファンドは高度なFX運用をしていると言い張っていたのですが、実際の運用実態は無く代表が出資金を横領していたのではないか、というのが今の世間の見解です。(具体名は敢えて出しませんが、調べればすぐ出てきます。)

100万円以下から購入できる怪しい自称ヘッジファンドに騙されてしまうリスクがあるため、多くの方にとってヘッジファンド投資はオススメすることができません。

その3 1,000万円以上資産が余裕でないとヘッジファンド投資でリターンを出すことは難しいから

私がリサーチした結果、国内のまともなヘッジファンドは最低購入金額を設定しており1,000万円からしか購入ができないようでした。

とはいえ、直近使うようなお金など全て掻き集めればギリギリ1000万円用意ができそう、という方にとってヘッジファンドはオススメな投資先だとは言えません。

ヘッジファンドは手数料もそれなりに高いので、2~3年といった長期間で運用をしないと十分にそのリターンを享受することができません。

ギリギリの貯蓄状況でその全てをヘッジファンドに預けてしまうと、すぐに現金が必要になって半年やそこらで解約しなくてはいけなくなってしまうかと思います。そしてそうすると、手数料負けしてしまうケースが殆どなのではないかなと思います。

余裕を持ってヘッジファンドに1,000万円を預けられる状況を貯金額2,000~3,000万円と定義するのであれば、やはりヘッジファンド投資は99%の国民におすすめできないかと思います。普通の人はそんな貯金ありませんんからね。

ネット証券で買える『ヘッジファンド型投資信託』も同様におすすめしません!

読者の皆さま

楽天証券でヘッジファンドって検索すると、なんかヘッジファンドっぽい商品があるんだけどこれはダメ?

確かに楽天証券などで、ヘッジファンドっぽい名前の商品はあります。ただ、これらはあくまでヘッジファンドではなく投資信託です。

確かに間接的にヘッジファンドに投資をしていることにはなるんですが、間に挟まる為替手数料や証券会社の取り分などの比重が大きいため、利回りが圧迫されており、敢えてこちらの投資信託を購入する理由はないかと思います。

高利回りを安定的に享受すること本来の目的であり、『何でも良いからヘッジファンドっぽい金融商品を購入する』という行為は手段と目的が入れ替わっているように思えます。

1,000万円以上のダブついたお金があり、まともなファンドを選べればヘッジファンド投資はむしろオススメ

ここまで、日本国民の99%にとってヘッジファンドはおすすめの投資先ではない理由を説明してきました。

ただ、
1. 1000万円以上のダブついたお金がある
2. 長期での運用を考えており、年間利回り10%前後を安定的に求めていきたい

上記2点に当てはまるような上位1%の人にとってはヘッジファンドはとても良い投資先なのではないかなと思います。

私も投資しているおすすめのヘッジファンドや、ヘッジファンドについてのより詳しいことについては下記記事にまとめているので、良かった参考にしてみて下さい。

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